2026.9.13 up
-soup.
MURAO exhibition
開催期間:2026年9月26日(土)〜10月6日(火)
作家在店予定 : 9月26日(土)
会場:soup.
木工作家 村尾氏の感性は、木に触れた瞬間に静かに立ち上がります。
木目の流れを読み、節の位置を確かめ、指先で素材を感じる。
そこから始まるのは、ただ形をつくる行為ではなく、
木と対話しながら“どこまで削るか”“どこを残すか”を選び取る。
極めて繊細で、極めて自由な手仕事です。
削るという行為は、破壊ではなく解放。
木の内側に潜む線や気配を、そっと外へ導き出すためのプロセスだと。
その判断のすべてが、村尾氏の感性に支えられています。
削りすぎれば失われ、削らなければ現れない。
その境界線を探る時間こそが作品の核となる“自由”の領域です。
今回の展示では、前回よりもさらに“削りのニュアンス”が研ぎ澄まれ、
木の奥に眠る表情がオブジェとして静かに姿を現します。
大胆に削り込んだ面と、あえて残された余白。
荒々しさと静けさが同居するフォルム。
そのすべてが、村尾氏の感性の進化を物語っています。
木という素材は、自由です。硬さも、重さも、癖もある。
それでも、削ることで形を変え、手仕事によって新しい存在へと生まれ変わる。
その変化の瞬間を、村尾氏は丁寧にすくい上げ、オブジェとして空間にそっと置いていきます。
素材を聴き、削り、形にする。
その一連の手仕事が、村尾氏の感性の進化であり、木がアートへと変わる“自由の軌跡”です。
ぜひ、村尾氏の世界をsoup.にて体感ください。